今、この世界の状況で、私達の働き方が大きく変わることになりました。
それは社員が会社に集まって仕事をするのではなく、在宅やそれ以外で、パソコンが使えてインターネットに接続出来るような環境がある場所を選んで、1人で仕事をする「テレワーク」という働きかたです。
急激な働き方の変化に戸惑われた方も多く、テレワークという言葉自体も初めて聞いたという方がほとんどだったと思います。
【 #働き方改革 実行計画のご紹介12】<柔軟な働き方①>事業者と雇用契約を結んだ労働者が自宅等で働く「雇用型テレワーク」。現在のガイドラインでは自宅での勤務に限られていますが、これを改定。モバイル勤務など新形態のテレワーク普及を図ります。また長時間労働防止の仕組みも整理します。 pic.twitter.com/Tr5VOzY19B
— 首相官邸 (@kantei) July 11, 2017
テレワークを経験して分かったこと!
テレワークとは?
テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことです。「tele = 離れた所」と「work = 働く」をあわせた造語
「一般社団法人 日本テレワーク協会 HP」 より引用
このテレワークという働きかたを初めて経験した方が多かったのではないでしょうか。
実際にこのテレワークを経験してみて、これまでの働き方との違いに気付いた方も多かったのではないでしょうか。
そこで、私が実際にテレワークを経験してみて感じたことについてまとめてみたいと思います。
テレワークをやってみて、これまでの働き方と比べてのメリットとデメリットについてまとめてみたいと思いますので是非参考にしてみてください。
ココに書くことはあくまでも私の業種での場合です。
業種が違う場合は、参考に出来ない部分や、感じ方が違うという部分もあるかと思いますのでご了承ください。
テレワークをするために準備したもの!
私は今回の件で「テレワーク」をするのが初めてでした。
当然会社もその経験は無く、社内会議でテレワークを推進すると決めたのはいいが、実際は何をどうしていいか分からない状態でした。
そこで実際にテレワークを始めるために、会社が準備したこと、私が準備したことについて紹介します。
まずは準備したものを挙げてみます。
-
- パソコン
- モバイル通信機器
- パソコンを設置するスペース
パソコンを自宅に運ぶ!
まずはパソコンの準備です!
私が勤める会社では、ノートパソコンを使っている人もいればデスクトップパソコンを使っている人もいました。
出張が多い人はノートパソコンで、社内での業務が中心で、業務でハイスペックなパソコンが必要な人はデスクトップのパソコンでした。
私はデスクトップパソコンで業務をしていましたので簡単にパソコンを移動する事が出来ません。
そしてもう1つ問題なのは、時々会社に出社した時に、社内にパソコンが無いと業務が出来ないということです。
ノートパソコンで業務をしている人は、持ち歩く事が出来るのですが
業務にデスクトップパソコンが必要な私は、その度に運ぶワケにいきませんので、社内業務用と自宅での業務用の2台が必要ということになったのです。
ということで、とりあえずデスクトップパソコンを1台、車で自宅に運びました。
家にデスクトップパソコンを設置するスペースを用意出来ないという人には、ハイスペックのノートパソコンを準備して家に運びました。
私はデスクトップパソコンを家に運んだので、自分の部屋にはデスクトップパソコンが2台設置されている状態です。。。
とにかく狭くなりました。
パソコンの予備があったからよかった。。。
今回は、会社にもパソコンを置いた状態で、自宅にもパソコンを設置しました。
1人に対して2台のパソコンが必要ということになったにも関わらず、それが可能になったのはたまたま社内に予備のパソコンがあったからです。
今回それが役に立ちました。
普通の会社は1人にハイスペックなパソコンを2台用意していることなんてありませんよね。
今回はたまたま出来たということも多々ありました。
モバイル通信機器
パソコンがあっても、今の時代はインターネットに繋がる環境が無ければ仕事になりません。
仕事で使用するソフトウェアもネットに繋がる環境でなければ使用出来ないというものもあります。
こうなった時は少し不便と感じました。
仕事のメールなども受信しなければいけないので、ネット環境は必須。
そうなると自宅でネット環境を整えている社員はいいのですが、それが無いという人やプライベートのものは仕事に使用したくないという人。
色々な意見や状況が考えられましたので「モバイル通信機器」を準備する必要がありました。
そこで契約しようと思い段取りをしたのですが、どこの会社も必要になる物は同じ!
しかし、在庫がない!
日本中で、急にテレワークが必要な状況になり、このモバイル通信機器が必要になったのでなかなか手に入らないし、予約で順番待ちの状態。。。
結局、必要数の確保が出来なかったので、絶対に必要だという社員には持たせて、それ以外の社員は会社に来た時に順番で持ち帰って使うという、何とも不便な状態になりました。
自宅にパソコン設置スペースを設ける!
最後に、パソコンを設置するためのスペースです。
テレワークは家で仕事をするわけですが、家には奥さんがいたり、子供がいたりという状況が考えられます。
そうなると、リビングなどにパソコンを設置するわけにはいきません。
ノートパソコンならすぐに移動出来ますし、それ程スペースを必要としませんので、それ程問題にはならないかもしれませんが
私の場合、デスクトップパソコンを持ちかえっていましたので
自分の部屋に、パソコンを設置するスペースを用意する必要があったので、本当に大変でした。
パソコン用のテーブルを設置したら、部屋はかなり狭くなりました。
テレワークのメリットとデメリット!
さてここからは、テレワークを実際にやってみて感じたメリットとデメリットについて紹介していきたいと思います。
初めてやってみたテレワークですが、確かにこれはいいなぁと感じる部分もありましたが
その反面、テレワークだけでは仕事の内容によっては、ちょっとテレワークは厳しいかなぁと思える部分もあったので紹介していきます。
テレワークは最高!そのメリットとは?
今回初めてテレワークを経験してみて、これはいいなぁと思ったことが結構あります。
テレワークのメリットとして、紹介していきたいと思います。
テレワークのメリット
-
- 通勤ラッシュがない。
- 通勤時間がない。
- しっかり休憩が出来る。
- 仕事に集中出来る。
- プライベートの時間が増える。
- 色々なストレスから解放される。
テレワークのメリットを挙げてみました。それぞれについて少し詳しく解説したいと思います。
通勤ラッシュと通勤時間がなくなる!
通勤時間と通勤ラッシュが無くなる。これはとても嬉しいことでした。
夏も冬も毎日駅のホームに並んで、電車に乗ればギュウギュウの状態でイライラ。。。
しかもコレが朝の出社と夕方の帰宅時の合わせて2時間半くらい。
毎日2時間半という時間を通勤に費やしていた事に気付きました。
それが無くなると、毎朝のイライラな無くなり、何よりも朝の時間に余裕やゆとりが出来て、家族と朝の食卓での会話も増え
始業時間になると、とてもいい感じで仕事に入る事が出来ました。
通勤という行動が無くなるだけで、毎日これだけのゆとりの時間を確保出来るのかと思うと、本当に通勤時間が無駄なことだと感じるようになりました。
しっかり休憩出来るから仕事に集中出来る!
会社で仕事をしている時は、昼休みになるとまずは近くのお店に弁当を買いに行きます。
お昼の時間なので、当然みんな弁当を買いに行きます。その結果、混雑した状態なのでなかなかお店を出られません。
会社に戻り、昼食を食べ終わったら、残りの休憩時間は約20分程度。。。
これではゆっくり仮眠することも難しいです。
仮眠出来ないまま、午後の仕事に取り掛かると、大体14時くらいには睡魔が襲ってきます!
その睡魔と闘っている間は、間違いなく仕事に集中できていません。
こんな問題点をも改善したのが、テレワークです。
テレワークをしている時には昼の12時になるとリビングに行って冷蔵庫の中をあさり、ある物でサッと料理して食べ終えても12時15分くらいです。
それからそのままリビングで15分読書。
読書が終わっても残り30分!仮眠するのに最適な残り時間です。
スマホで目覚しを12時55分に設定してから安心して仮眠に入ります。
仮眠する時も、周りの目を気にすること必要がないため、特に女性の方は安心して仮眠をする事が出来ると思います。
仮眠をするかしないかは、午後からの仕事の質に大きく影響します。
仮眠をとれた時の午後は、まず睡魔に襲われることはありません。これは午後の仕事の質を上げます。
テレワークのメリットは、このような部分にも表れています。
プライベートの時間が増える
テレワークをやっていると通勤時間が無くなるというメリットがあることは先程書きましたね。
この通勤時間に、私の場合は約2時間半くらいを費やしていました。
この時間が無くなり、他の事に使えるというのは、とてつもなく私の生活に大きなメリットを創りだしてくれました。
この2時間半という時間的な余裕が出来たことで、その時間を趣味や勉強など、自分を成長させる事に使えるようになったのです。
自分のプライベートに毎日しっかり時間をとれるようになったのです。
平日仕事をしていると、なかなかプライベートの時間をつくる事が出来ませんでした。
プライベートの趣味などを楽しむ時間は週末だと、それが当たり前だと考えていたのです。
しかし、テレワークをするようになってからというもの、毎日の平日でも自分の趣味を楽しむ時間が出てきたのです。
私は通勤している時は、朝5時半に起床という生活をしています。
それをテレワークになっても崩さないようにしていました。するとどうでしょう、事業の8時50分まで約3時間半という時間が生まれるのです。
その時間を朝食を食べてから読書に充てました。
読了する本の数は以前と比べて格段に多くなり、その分知識を得ることが出来て、自分のレベルアップに繋がっているという実感を得ることが出来ました。
読書は先ほども紹介しましたが、昼休みも時間を作れるようになりました。
そして仕事が終わる時間17時半以降です。
17時半で仕事を終えると、そこはすでに家です。すぐにトレーニングウェアに着替えて、自粛中でも体力を維持するためのトレーニングに入れます。
トレーニングは子供や奥さんと一緒にしていましたので、家族とのコミュニケーションもとれます。
そのトレーニングを終えても、まだ18時半。外は明るいくらいの時間です。
自粛中に太ったという方も多いです。私も実際にテレワークを始めた当初は少し体重が増えてお腹周りも大きくなりました。
しかし夕方のトレーニングやジョギングの時間を取り入れるようになってからは
テレワークに入る以前よりも、体は締まってきました。
現に、夕方などウォーキングを夫婦で楽しんでいる30代~40代の方々を多く見るようになりました。
テレワークを取り入れた事によって、プライベートの時間を確保出来るようになり、夫婦で健康維持のための時間を確保出来るようになっていると分かります。
夕方の時間は他にも使い方はあります。
読書やプラモデルを作ったり、時には映画を見たりなど、普通に会社に通勤していた時には、絶対に確保できなかったプライベートの時間を満足出来るくらい楽しめるようになったのです。
これは本当に有難いことだと思った反面。通勤時間という無駄な時間の存在を嫌という程感じました。
色々なストレスから解放される!
これはテレワークのメリットのまとめと言ってもいいかもしれません。テレワークを始めた事によって、多くのストレスから解放されました。
会社で仕事をしていると、どうしても通勤時のストレス、周りの雑音、どうでもいい会話、仕事の流れの中断、会いたくない人との接触など、多くのストレスを受けながら仕事をしています。
しかし、テレワークの場合、これらのストレスを一切受ける事がありません。
時々かかってくる上司からの電話があるくらいで、それ以外のストレスは全くと言っていいほど感じなくなりました。
自分の空間で、自分のペースで1日の仕事の進め方にもリズムが生まれ、はっきり言って会社に出勤するよりも、はるかに仕事は進みました。なにより集中して仕事をこなしている自分に何度も気付きました。
そして、その1日の仕事の進捗を確認して、その達成感により充実したサイクルを感じる事が出来るのです。
一度このような仕事の流れや達成感を感じてしまうと、テレワークから通常の出勤に戻ることがメンタル的に難しくなるかもしれません。
テレワークをやって感じたデメリット!
今回テレワークを経験してみて、ここまでテレワークのメリットに注目してきました。テレワークを経験してみて、そのメリットに気付いたという方が多い一方で、実はデメリットも存在しているのです。
多くのメリットを感じたテレワークですが、ココからは、テレワークのデメリットについてもまとめいきたいと思います。
デメリットも職種などによっては違うと思いますので、ここで紹介するデメリットは、あくまでも私が感じた事になります。
テレワークで感じたデメリット
-
- 専門的なソフトがない!
- ハイスペックなパソコンがない!
- 印刷が出来ない!
- 自分に厳しくなれない時がある!
上に、私が感じたテレワークのデメリットを挙げましたので、少し詳しく解説していきます。
専門的な仕事が出来ないことも
このデメリットを感じるのは技術的で専門的な仕事をしている方に多いかもしれません。
仕事をするために、専門的なソフトウェアであったりハイスペックなパソコンが必要になる場合があります。
そういった専門的なソフトウェアやパソコンが自宅にない場合は仕事をすすめる事が出来なかったり、作業にとてもストレスを感じてしまう事があります。
実際にテレワークて仕事を進めていくためには、ソフトウェアやハードウェアを整備する必要が出てきます。
ハイスペックなパソコンであれば、サイズが大きくなる場合もありますので、自宅に設置スペースを準備する必要が出てきますし、そのようなパソコンはかなり高温になる事もありますので、室温調整なども必要になってきます。
実際私も、部屋にハイスペックパソコンを設置して作業している時に、気付いたら部屋がとても暑くなっていたという経験があります。
印刷が出来ない!
凄く単純なデメリットです。
印刷出来ない事もないのですが、会社にあるような高速な印刷機がないので、部屋でインクジェットプリンターで出力するという事になりました。
10枚程度ならなんとか待てますが、数10枚の書類を出力する場合はかなりの時間を要しますので、作業効率はガクンと落ちてしまいます。
印刷の音がずっと続くという事になりますので、確かにストレスを感じる場合もあります。
どうしても書類が必要という仕事もありますので
そういった職種の方は、印刷することを考えると、大量に出力する日は、事務所に行くというスケジュール管理も必要かも知れません。
自分を管理する難しさ!
テレワークのデメリットというか難しさですね。
テレワークは、自分などで仕事をします。当然サボろうと思えばサボる事が出来ます。
朝でも、朝寝坊した時でも寝ぐせがついた頭のまま、恰好はパジャマで仕事なんて事も出来ちゃいます。
私がテレワークをやっている時に気を付けていたこと。
それは、仕事用のパソコンの前には始業前に座る、そしてその時には髪型も整え、パジャマのままではなくキチンと着替えてからという事をルールとして守っていました。
そして1日中パソコンで仕事をしていれば、時には少し疲れて生き抜きしたくなる時もあります。
そんな時はちょっと席をはずして珈琲を飲んだり、自由に過ごしていることもありました。
テレワークでは、こういった適度の休憩も必要です。
しかし、休憩が長すぎるのは問題です。ちょっと外出してみたり1時間以上も席を離れるなどは問題だと思います。
会社で仕事をしていても、タバコを吸う為に30分とか席を外している上司もいます。
テレワークでも15分程度の休憩を入れながら、仕事を進めていくんだという気持ちの方が、最終的には効率よく仕事が終わっている事も多々あります。
つまりこういった自分をコントロールして管理する能力が必要と言うことになります。
自分を管理するために、自分自身に厳しくなれないという方はテレワークになると、仕事が進まないという状態になるかもしれません。
自分を管理するという難しさが、テレワークでは見えてくるかもしれません。
テレワークをやって気付いてしまったこと!まとめ!
今回初めて、テレワークをやってみて気付いたこと。メリットやデメリットなどまとめてみて、最終的にテレワークについてどう感じているかをまとめてみたいと思います。
私の中でテレワークは今後、世界のビジネスに定着していくと感じました。
ネットワークの環境やセキュリティなどを考慮すると、データ通信容量制限の問題や速度、まだまだ環境の整備は必要だと思いますが、今後このテレワークの様な働き方は定着する、いや定着させなければいけないと感じました。
国もICT(情報通信技術)を活かした仕事の進め方などを推進していますし、小学校や中学校においてもプログラミングの授業が正式に始まるなど、コンピューターやインターネットというものは生活から切り離して考える事が出来なくなっています。
この便利なものをビジネスに活用することで、人間個人の生活の質がよりよくなることを考えると、テレワークという働き方はすぐにでも定着していいと考えます。
忙しく時間がない、プライベートな時間が確保できない、仕事以外のことを学ぶ機会がないなど
人は本来自分の成長や生活を向上させるために働いているはずなのに、仕事により自分の生活や感情を犠牲にしている状況になっている人もいます。
人々の生活をより幸せにするために、一人一人が学び成長して知識を活かす。
仕事とはそうあるべきなのに、今は会社のために自分を犠牲にしているという人が多いのではないのでしょうか。
よりよい技術や発想は、色々な経験をして学び、リラックスして考えるからひらめきが生まれる。
今回、人間は未知の感染症により、怖く、辛い経験をしました。
しかし、この中でも人間は考え、行動して新しい生き方を生み出そうとしました。
そうやって生まれた新しい形を、もっといい形にして、より良いものへと創りだしていっている。
仕事をしながらでも、その発想を生み出す自分の時間を持てるという「テレワーク」はこれから絶対に必要になってくる働き方だと感じました。
関連ページ
-
プログラミングを覚えて自分の可能性を最大限に生かす!
やりたいことが思い通りになる!身に付けていて、絶対に損はしないスキル!それはプログラミングです。だけどやっぱり難しいというイメージが強いのも、このプログラミングです。プログラミングは身に付けたいけど、難しそう!どうやって勉強したらいいのか分からないという方が多いのではないでしょうか。そんな方におススメのプログラミング学習サイトを詳細します!
続きを見る